マザーウルフ
へなちょこスタッフの
腰抜け体験記


2006年3月某日。
かねてよりマザーウルフ卒業生の皆さんから要望の高かった遠足の下見ということで、マザーウルフスタッフwithゆずで鎌倉へ行ってきました。その模様をお伝えします。(レポーターが誰かは読んで頂けば、わかる方はわかると思います)



≪いざ!鎌倉?≫
3月のとある土曜日、MWメンバーの3人は満身創痍ではあったが、それなりに気合を入れて北鎌倉に集まったのだった。捻挫のyon、花粉症のtake、二日酔い(新橋で明け方までガチンコ飲み)のken。。。グループレッスンで「今度は遠足の案内しますっ!」と大見得を切ったものの企画が全く進んでおらず、「これはやらなイカン!」という事で急遽下見を実行する事になったのだ。コース選定はいろいろあったが、サザンが好きなメンバーは何の疑問も無く鎌倉(湘南地方ということで)でagree。
ただ、お気楽に決めたこのコースがこんなに険しいコースと思い知らされるのはこの後だった。

≪北鎌倉集合!≫
朝9時に北鎌倉駅に集合!yon、kenは電車で。品川から横須賀線で約40分。結構近い。北鎌倉駅は鎌倉駅のひとつ手前の駅だがほーんとに周りに何も無く、田舎の駅だ。だが、何が停車するんだろうと疑問に思うほどホームが異常に長い。(一番前に駅の出口があるので電車で来るときには皆さん前の方に乗ってきてくださいね)車で来たtakeは駐車場探し。駅前に駐車場はあるのだが、1時間600円!「高っ!」ってことで歩いて周囲を探してみるが駅の近くにはない。しょうがないからそこにとめた。(あとからわかったが建長寺の方に向かえば1日駐車1500円のパーキングがあります。帰りは鎌倉駅解散なので北鎌倉までは歩きか電車になりますが、それでOKであれば駅前より安いです。)駅前駐車場のおっさんに「天園ハイキングコース」ってどう行くの?と聞くと「本当にあそこ登るんかっ?」とのリアクション。おっさんオーバーやなと思いつつ、建長寺から行くと判りやすいとのことで一路建長寺へと向かった。
3人と1匹の歩く姿はきっと西遊記のようだったに違いない。(誰が誰とは言わんが。。)

≪建長寺へ≫
建長寺までは細い歩道をひたすら歩く。途中、茶屋やコーヒーとビーフシチューの専門店、流しそうめんの店など鎌倉情緒あふれるお店を見ながらのんびり歩く。尚、二日酔いのkenは早くも休憩しようと茶屋に入る提案をし続けていたのは言うまでもない。(全部却下されました。。)歩道は狭く車と近いので『ゆずっきちんと脚側につかんと死ぬぞ!』と前に出さないように歩いていると大きな木造の門が出現。『おおっこれが建長寺かっ』さすが鎌倉五山第一位臨済宗建長寺派の大本山。歴史の重みがある!国宝や重要文化財の固まりである!しかし、こっちも五反田で3周年だぜっ!
さて、ここまできて『果たしてここに犬を連れて入っても良いのかっ?』という疑問がふと頭によぎったが、シカトして入り口へ進む。ん??入場料??なーんと1人300円也、毎度ー!!(団体割引は無し、ゆずの分はとられませんでした。。)しょうがないので3人分払い、犬がいるとは言わず中へ進む。こっからやっとスタートか。。ここのお寺は敷地がやたら広い。昔はそのまわりに小寺院の塔頭(たっちゅう)が50もそびえていたそうな。。。ちょっとした村みたいな印象だ。

≪半僧坊≫
寺の左端の山へ登る緩やかな坂道が続き、気分良くゆっくりと歩いていく。するってーと、ダンっ!と医師団が、いや石段が!僕らの目の前を阻む。『登るぜっ。』kenは二日酔いの為、ゆっくり登れない。そんな事をしていると違うものが胃からゆっくり登ってきてしまう。短期勝負をかけてゆずを連れて石段をあがっていく。ここは建長寺、北の鎮守社「半僧坊大権現」。石段の半ばには天狗の銅像がたくさんいて不思議な感じだ。てっぺんからの景色は海が見えて気持ち良い。鎌倉の違った一面を見れて得した気分になる。右手の展望台からは富士山がうっすらと見える。森(杉)に近くなったためtakeは花粉症が直撃爆裂。ちょっとここで休憩だっ!

≪天園ハイキングコース@≫
右手に建長寺を見下ろしながら奥に入っていくと、古びた木の看板に「天園ハイキングコース」の文字が。こっからがハイキングコースかぁ。またまた続く石段を登っていくと「!」なんつー急な石段だっ!しかも、右側には掴めるようご丁寧に鎖が張ってある。一歩一歩足を高く上げて進んでいくが、だんだんふくらはぎがはってくる。ここまでくると脚側についているゆずを気遣う余裕など全くない。自分が落ちないように登っていくので精一杯じゃ。リードから手を離しジーパンにつけたフック(同窓会のプレゼントに入っていた奴です)に付け替え、「悪いが自立してしっかり登ってこーい」と突き放して登り続ける。(ゆずは余裕で不思議と前にも出ずに良い子に登ってた)足が上がらなくなってくる。むぅ。。歳か?学生時代の部活を思い出しつつ息を切らしながら、なんとか頂上に到着!。そこは勝上けん山頂の展望台。木のデッキが組んであり、老夫婦がおいしそうに握り飯をほうばっている。さきほどの半僧坊より高い位置で景色がこれまた綺麗だ。しかし激しく息切れをしていて眺めている余裕はない。yonもtakeもしんどそうで、正直、しょっぱなからこれかよ。。と不安が胸をよぎった。ゆずは当然息も切らさず「だらしねーなー」と言いたげに3人を見上げていた。ぬぅ。。くやしいいが何も言い返せん。。。

≪天園ハイキングコースA≫
休憩後、先を急ぐ。ここからは山道。久しぶりに土の上を足元に気をつけながらのんびり歩いていく。さっきの石段に比べれば多少の段差、登りはあるがゆっくりと進んでいける。木の根っこがたくさんあるのでつまずかないように。道の途中で他のハイカーと「こんにちはー」と挨拶をしながらすれ違う。ゆずは人見知りをして「かわいー」とか言われても、知らない人を避けて通っていく。面識の無い人には滅法弱い。きっと生徒さんは教室のゆずからは想像できないだろう。。いつまでたっても社会化のできない奴めっ。道は狭いところもあり、道の横は木が生えているが切り立った崖になっているので、ゆずが落ちたらどうなるんやろ?野生のダックスになるのだろうか。。?としょーもない事を考えながらアップダウンを繰り返し歩き続ける。長々と歩くが森林浴ができて気分はすがすがしい。右手は森が広がるが途中、左手には住宅街が現れたり、遠くにランドマークタワーが見えたり、よそから来て勝手な事を言うなと言われるかもしれないが、自分を棚にあげて人間の生活圏ももう少し考えて作ればいいのにと思ったりする。だんだん岩場が多くなり、岩と岩の間のけもの道のようなところも出てくる。冒険しているみたい。子供の頃に戻ったみたいでちょいと楽しいぞ!(田舎育ちなもので。。すんません)

≪峠の茶屋≫
更にずーっと歩いていくと、小高い岩場の上に出る。これが大平山か。(標高157M)
なるほど景色は良い。鎌倉アルプスで一番標高の高いところだ。たくさんの人が岩場に座ってお弁当を食べている。岩場を降りると広場がありゆずははしゃいで走り回っていた。左手にはゴルフ場があり。。なんだかまた複雑な気持ちになる。次は峠の茶屋が現れた。茶屋といっても木の机と椅子を並べているだけのものですが。。当然、屋根も無く地面は土だし、これで犬同伴不可なわけねーだろと言うほど思いっきりアウトドアな雰囲気というか殆ど外状態。yon、take、kenともにおでんをつまみながら休憩。(おでんは\500で5品。他おにぎりとかもろもろあります。)他に犬を連れているお客さんも来ている。天気も良く、疲れているものの妙に心地良い。ついつい向かい酒をあおってしまった。登りきった達成感がこみ上げる。「昨日の酒より100万倍うまい!!」時計を見ると午前11時半。半僧坊からノンストップで登りきったが鎌倉9時集合で2時間半のウォーキング。茶屋を出て岩場のてっぺんの景色をカメラに収めた。二日酔いは完全に抜け切ったぜ!!

≪下山?獅子舞コース≫
山の頂を満喫してから、いよいよ下山開始。(下山といってもたかだか標高157M)
ここは獅子舞と呼ばれていて秋には紅葉が美しいコースらしい。土の坂道を転ばないよう気をつけながら下山するが、ゆずのリードが足に絡まり同時に枝の上で足を滑らせ転びそうになった。が、yon先生に腕をつかまれ助けられる。ここでも脚側の大切さを痛感しながら、そろそろ自分の体重を膝が支えきれなくなっていることにも気づいた。。(現在、生涯最高体重記録更新中。。)あのまま転んだら30メートルは転がっていたに違いない。yon先生がなければ同窓会にも出れなかったろう。(感謝!)takeもどうやら膝にきている模様。何だかんだ言って、一番ヤバそうだった捻挫のyonが一番安定している。不思議だ。3人と一匹は結構急な下りを歩いていく。つ。。杖が欲しい。木の棒を探すが、残念ながら見つからず足を踏ん張って降りていく。しばらく歩くと水の流れる音が。。湧水が少しづつ集まって流れを作っている。水はきれいで冷たい。その水溜りみたいな流れとともに下り道を降りていくと、だんだん渓流になっていく。左右の岩場は切り立っていてよくもまぁこんなところを切り開いたなと関心する。(昔、鎌倉時代の武士が馬で駆け抜けていたらしい)空気も心なしか冷たく、マイナスイオンなるものがきっと充満しているんだろうな。短足ゆずはというと腹をどろんこにしながら、水溜りに入りながらはしゃぎながらついてくる。うわーっ泥だらけだ!まぁいいか帰りには乾くだろ。(ワンちゃんを汚したくない小型犬のオーナーさんはバッグで運べるようにしてきてね)
小さな川に架かった小さな木の橋を何本か渡り、泥んこの水溜りだらけの道を抜けると住宅街に出る。急に住宅街になるのでびっくりするが。。。こんな一面も鎌倉にあるんだと発見できて面白かった。帰りは平坦な道を八幡宮まで歩く。いろんな店があって楽しいですなー。しかし、、このコースはハードなので生徒さんには覚悟を決めて参加していただこうと心に誓ったのであった。ハードなコースから作るなんて思ってもみなかったな。。なーんて事を考えながら。


≪一言コメント≫
きっと、普段から運動をしている方は体力的にはさほど険しいコースということではないと思います。
ただし、今回はワンちゃんと一緒に!と言うことで、犬を引いている分、バランスを崩したり違う方向に引っ張られたり、余計な体力を消耗するので気をつけてください。このレポートが「大げさだなっ」・「大してハードじゃなかったじゃん」って事で終わるのが一番いい結果だと思っています。
遠足に関してMWは一切の責任を負いかねます。自己責任ですのでご了承ください。